ごった煮

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iPhone8のカメラ、どこも書かないスペックを大解剖!

デジカメとは違い、スペックの大半が謎に包まれているのがスマホのカメラ。

 

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 iPhone系も例外ではなく、スペックはカタログやHPに出ている部分が少なくどんな性能を持っているのかは不解明です。

 

 

なので今回、撮影した画像のデータやインターネットに掲載されている数多くの情報から最新機種iPhone8のカメラスペックを大解剖してみることにしました。

 

 

レビューサイトでも書けないようなことも書いてあるかも!?

 

イメージセンサー:ソニー製1200万画素裏面照射CMOS

イメージセンサーとは昔のカメラで言うフィルムに当たる部分。

 

レンズから入ってきた光を受け取り、一枚の画像を作り出す重要なパーツです。

 

 

昔からiPhoneのカメラは画素数を抑えていて、iPhone6では800万画素、iPhone7や8でも1200万画素と他社のスマホのカメラが平気で2000万画素を超える中、低画素を貫き通しています。

 

やたらiPhoneのカメラで撮った画がキレイに見えるのも、画素数を抑えているため。

 

 

一昔前のガラケー全盛期はイメージセンサーにCCDを使うのが主流だったんですが、2009年以降CMOSの性能がメキメキと上がってきたことからデジカメもスマホも動画や連射性能に優れたCMOSが一気に搭載されるようになりました。

 

今やCCDは安いコンデジにしか使われてません。

 

 

そしてCMOSは最新の裏面照射CMOSを採用。

 

裏面照射CMOSの構成の説明はものすごく複雑になるんですが、早い話が光を受け取りやすくするためにCMOSの構成を変えたものです。

 

 

そのイメージセンサーの大きさですが、今販売されている3万円以下のコンデジ(1/2.3型)よりもずっと小さい1/2.9型

 

そりゃあの大きさと薄さの中に部品がいっぱい詰まっているわけですから、カメラのパーツも超小型にならざるを得ませんし、1/2.9型なんて縦横の寸法なんてもはや数ミリ単位の世界になりますよね。

 

寸法は何と横4.8ミリ、縦3.6ミリ!

 

最近また人気が高まってきた写ルンですのフィルム1枚あたりの大きさが横36ミリ、縦24ミリですから、本当に豆つぶみたいな大きさです。

 

 

気になるメーカーですが、分解して調査した団体によるとソニー製であることが判明しています。

 

iPhoneに使われる部品は多くが日本製とされているんですが、まさかイメージセンサーも日本製とはこれは驚きですね。

 

 

実はiPhone5sの800万画素のイメージセンサー以降、このiPhone8まで一貫してソニー製を採用し続けていて、ソニーが今力を入れている分野の一つになってます。

 

 

そんなソニーのイメージセンサーですが、いろんなカメラメーカーだけでなく、いろんなメーカーのスマホも採用しています。

 

 

そのシェアはなんと50%!

 

 

私が使っているミラーレス一眼E-M10mk2にもソニー製のイメージセンサーが搭載されています。

 

 

iPhone8の動画は4Kの60fps(1秒を60分割できる)にも対応しているということなので、iPhone7の頃とは違う、新しいイメージセンサーが使われているんでしょうね。

 

とうとう数字だけならパナソニックのフラッグシップ機GH5と並んだよ・・・

 

 

レンズ焦点距離:4mm

35mm換算焦点距離:28mm

iPhone8で使われているカメラモジュール、レンズとイメージセンサーの距離はなんとわずか4mm!

 

それでもイメージセンサーが小さいこともあってか35mm換算で28mmと広角レンズとしては標準的な範囲が写るようになっています。

 

 

もっと広く写したいって思っている方は100均でも売られている外付けの魚眼レンズが必須ですね。

 

思い切り歪みは出るんですが、カメラを持って腕を伸ばしている撮影者の全身が写りますので大人数を1枚で写すのにおすすめです。

 

レンズの明るさ:F1.8

これはiPhoneの公式スペックにも書いてあった情報。

 

 

 この数値は小さいほど光をたくさん通す=明るいレンズを搭載しているってことになります。

 

F2.8で明るいと評価された頃からカメラを触っていますので、iPhone8(実際はiPhone7から採用されている)のF1.8なんてのは超明るいレンズってことになりますね。

 

高級コンデジの広角側や一眼レフの単焦点レンズ並みの明るいレンズです。

 

 

ただしレンズの開口部の大きさはiPhone6と比べると多少大きくなってます。

 

シャッタースピード:1/4秒~1/50000秒

これは標準のカメラアプリでは表示されないんですが、iPhone8のカメラは手で持って写真を撮ることを想定しているのかシャッタースピードは高速に割り振られています。

 

デジカメのように三脚前提でシャッタースピード15秒とか30秒ってのはできません。

 

 

今は三脚に取り付けられるアイテムも売られているんですが、手すりに載せられるタイプの三脚は数百円、まともな三脚は安くても数千円かかります。

 

なのでiPhone系の最も遅いシャッタースピード1/4秒は手で持って撮影してももブレないギリギリのところといってもいいでしょう。

 

 

それにしても1/50000秒って・・・高い一眼レフでもこんなに高速にシャッターを切れませんよ。

 

これはシャッターに幕を使わない、イメージセンサーの電子シャッターだからこそできる技。

 

光学手ブレ補正は無印機種ではiPhone8に搭載されるまでplus機種にしか搭載されていませんでしたからシャッタースピードを高速にして手ブレを防いでいたことがわかります。

 

 

夜の高速道路を走る車の赤いランプが一本の線のように見える画はあこがれの的ですが、これは標準のカメラアプリではまずできないのでもっと長いシャッタースピードで撮れる機能を持つ外部のカメラアプリをインストールするしかないです。

 

ISO感度:ISO20~ISO2000

イメージセンサーがどこまで光に敏感なのかを示したのがISO感度。

 

これは数字が大きいほど光に敏感になり、暗い場所でも明るく撮れるようになるんですが撮った画像が汚くなるという欠点があります。

 

 

これも標準のカメラでは数値が見えないんですが、色々撮影していく中で、iPhone8のカメラでは低感度がなんとISO20ということが分かりました。

 

これは晴れた日の昼下がりっていう条件なんですが、デジカメと比較するとずっと低感度ですね。

 

初めて買ったコンデジはISO50スタート、デジタル一眼レフがISO100スタート、今使っているカメラE-M10mk2を含めマイクロフォーサーズ系はなんとISO200スタートですからね。

 

 

ただ、イメージセンサーが極めて小さいのでiPhone8のISO20でもマイクロフォーサーズのISO200と比べるとずっと画は汚いです。

 

スマホの液晶サイズで見るとその差は感じないんですけどね。

 

 

逆に夜景は手で持っていてもブレないようにシャッタースピードを少しでも早くするため自動的に感度をガンガン上げてます。

 

私がカメラを持って夜景を撮影するときISO1600まで感度を上げていますので、iPhoneのカメラでもそのくらいまで感度が上がっていると考えていいでしょう。

 

 

なんで低感度でISO20なんて画像が撮れるのか??

 

それはCPUが非常に高性能だからですね。

 

明るさが違う画像を何枚も撮って合成する、それをカメラの高性能なCPUが瞬間的に処理してくれる、この頭脳が可能にしているんです。

 

新CPUはこんなところにまで恩恵をもたらしてくれます。

 

スペックの証拠

なぜこのスペックが割り出せたのか、その証拠を出せと言いたい方もいらっしゃるでしょうから、実際に撮影した画像から証拠をお見せします。

 

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これはカメラのレンズに手を当てて無理やり暗くして撮った画像なんですが、PCで詳細を見たところ焦点距離4mm、絞りF1.8、ISO2000、シャッタースピード1/4秒と書いてありました。

 

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少しでも明るくするために露出もものすごくプラスに補正されていますので、これが標準カメラで暗い場所を明るく撮るための限界値と判断しています。

 

 

次に明るいものを撮るとどうなるか、部屋の蛍光灯を限界まで暗くして撮ってみたのがこちら。

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このときの詳細はこんな感じ。

 

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ISO感度は40になってますが、それにしても1/50000秒のシャッタースピードが強烈過ぎます。

 

露出補正はプラスマイナス3段が限界ですね。これも一眼レフ並です。

 

 

ということでiPhone8のカタログでは見えないカメラスペックを大解剖してみました。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。