ごった煮

日々ごった煮のようにあふれる情報の中から、面白そうなものをいろいろ書き連ねるブログです

廃止間近のお台場への足、kmフラワーバスについても語ってみる

久しぶりに東京ベイエリアの話題をします。

 

都営バスが運行していた虹01系統の代替路線として引き継いだケイエム観光バスの運行するkmフラワーバスも、運行からわずか4年ほどの今年5月31日をもって廃止となります。

www.km-bus.tokyo

なぜ廃止を決定したか?

都営バス時代からお台場に行く一番安い交通機関として知られていたこの路線も、ゆりかもめ、りんかい線の利便性向上でだんだんと乗客が離れてしまい、度重なる減便にも関わらず赤字がずっと続いてきたために運行が困難になってしまったのがその理由です。

 

私が東京ベイエリアに興味を持ち出した2001年前後、まだりんかい線が開通していなかったこともあり虹01系統は確か昼間でも10分間隔、朝は7~8分間隔、しかもテレコムセンターに立ち寄らない便多数と移動に非常に便利なバスだったことは今でも覚えています。お台場は今よりもずっと空き地が広がっていたにも関わらず。あれから16年、門前仲町に行く路線や急行系統は順調に育っていますがこの系統が廃止となってしまうとは。

当時は観光案内のパンフレットも持っていたのですが、処分してしまいました。

 

そして一時期私も、お台場に行くのに虹01系統とkmフラワーバスを利用していたのですが本数の少なさと上野東京ラインの開通で乗り換え無しで新橋に行けるようになったことから、今では移動手段を運賃は高いけれど待たずに乗れるゆりかもめに変更しています。

 

そう、記事にして取り上げる私ですら乗らなくなってしまったんですよね、このバスに。

 

今回は4年という短さで廃止になってしまうkmフラワーバスについてを語ってみたいと思います。

 

kmフラワーバスの弱点その1

kmフラワーバスの1つ目の弱点、それはSuicaやPasmoが使えなかったことです。なのでこの段階で長続きできないことは既に決まってたんですよね。

バス停やドア脇に「Suica、Pasmoは使えない」旨の貼り紙をこれでもかと貼っているにも関わらず、客がSuica出そうとする→運転手に止められる→現金出すという一連の流れは毎日のように発生していましたから。

お財布に小銭があればそのまま乗れるんですが、五千円や一万円しかない場合はどうしてたんでしょうね?

バスでは両替ができない、お金をくずそうにも周りにお店がない、あっても目立たない場所にあってわからない、なので乗車を諦めるしかない、でも、次のバスは20分から30分後。

それなら運賃は片道で100円高いですが頭上を4分~5分おきに走ってるゆりかもめに客は流れていきます。

 

ただ、SuicaやPasmoが使えないのにも、頭のお硬いお役所仕事をする大人の事情が深く関わってるんですよね。kmのタクシーでは使えるんですけどね。

「5年以上の継続した営業実績、3年以上の事業報告」がSuicaを使うためのの条件となっているようですが、これじゃケイエム観光バスのように、バスをこれから新しく運行する事業者は絶対に無理じゃないですか・・・ハードルが非常に高すぎました。

 

救済策としてドコモの「iD」を使えるようにしてましたが、このバスで「iD」を使う人なんて、毎日通勤で利用する人ぐらいだったのではないかと考えています。

 

コミケ開催中でも不便が故にあまり混まないバスとして、激戦の猛者たちからも「穴場」と呼ばれていたとかいなかったとか。

 

あと、なんとか乗客を増やそうとテレコムセンター隣の大江戸温泉物語利用者への利用を促すべく大江戸温泉物語の駐車場を経由する施策も打ってみたものの、これも大した効果は出ず。

むしろ自分たちでやっている品川駅や東京駅への無料送迎バスのほうが利用者が多かった感もあります。

 

やっぱり交通機関を使うのにSuica、Pasmoは強かったんですね。

 

kmフラワーバスの弱点その2

さらに、kmフラワーバスの2つ目の弱点、それは乗客が入れ替わらないことなんです。

 

このバスの乗客の殆どが浜松町からお台場やビッグサイトへ向かうビジネスマンや観光客、あとはお台場海浜公園周辺の高層マンションの住人でした。すなわち、全線を通して乗客が入れ替わらないんですね。以前私が使っていたときでも浜松町駅からフジテレビ前まではそこそこ乗客は乗っていたんですが、ここを境にバスはガラガラってことも数知れず。

さらに言うと、お台場海浜公園駅前の住人や周辺のオフィスに勤める人がビッグサイトに行きたい時に乗るわけでもなし。直線距離が近すぎて歩いても自転車でも行けてしまいます。

だったら均一運賃ではなく、距離制運賃にすればもうちょっと増収が見込めたのではないかと思うんですが、これも都営バスからの引き継ぎの条件になっていたんでしょうかね。

 

さいごに

kmフラワーバスが廃止になることが寂しいかと聞かれても、特に・・・としか答えようがありません。普段乗っているわけではないですからね。

5月31日、いつものようにレインボーブリッジを淡々と渡り、6月1日からはひっそりとお台場の街から白い車体は姿を消しているんでしょうね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。